足立区で口コミ評価の高い塾、うめだ志学塾がブログでお役立ち情報を発信いたします。
お子様の学習状況や理解度がわかる学習問題や、受験勉強に役立つ勉強法などをお届けいたしますので、ぜひ親子でご覧ください。
2017年度冬期講習のようす
なかなか更新できずにおりまして、申し訳ありません。今回は小学生の冬期講習のようすをご報告いたします。
5年生
毎年思うことですが、小5算数の内容は受験のかなめとなっているので6年生になる前に教え残しのないようがんばらなくてななりません。
幸い、比のあつかいについてはどの生徒も理解してくれているようでホッとしています。そこで、この冬は発展的な問題にチャレンジしてみました。速さと比、平面図形と比、仕事算など比がテーマとなる内容に絞って、高度な問題に触れさせてみることにしたのです。自力で解けなくても、説明を懸命に理解するだけでよい、ということでどの子もみな熱心に授業をきき、ノートをとり一生懸命頑張っていたようです。ハイレベルな問題にはアイデアが散りばめられています、それに触れ、解き方を再現していく練習を少しでもしていけば、やがて、それが実り、発想の源になっていくと思います。
理科は化学・物理分野にしぼって計算の方法をこれでもかというほど見せました。特に、中和反応や気体の発生でのグラフの扱いと計算のやり方について詳しく説明しました。表だけでなく、増加・減少のイメージが湧くように自発的にグラフを書いて考える習慣を身につけることを強調したおかげで、だいぶ理解が進み今までこの分野を苦手にしていた生徒も随分できるようになりました。
これに関連して、実験は「水溶液に性質」です。教科書に書いてはあるがなかなかイメージできないこと、水上置換の集気びんのセットは水槽の中でどうやるのかとか、捕集時に初めに出てくる気体はフラスコの中の空気であるとか、水溶液の濃さによってリトマス紙の変色の仕方が随分ちがうなぁ、とか、水素に火を近づけると「ポンと音を立てて燃え」と書いてあったけど、集める具合によって「ヒュッツ」と鳴ることもあるんだな、などなど自分でやってみて理解が進んだ部分が多いようです。
6年生
いわずもがなの受験生ですが、皆元気よく頑張っていました。4教科についてのおさらいのほか、各自の受験校の過去問題を演習していきました。日頃なかなか自発的に質問だできていなかった生徒も、積極的に質問したり、その場で一緒に考えてあげることで、過去問という恐ろしげなものが随分と身近に感じられるようになった生徒もいるようでした。授業は午後からでしたが、みな午前中から自習にやってきて休み時間は質問攻めでした。
先日、中高一貫校へ通う生徒から
「物理は考えればいいけれど、化学は暗記事項が多くて大変だ」
という話を聞きました。化学の暗記ものといえば、
H(スイ)、He(ヘー)、Li(リー)、Be(ベー)、B(ボ)、C(ク)、N(ノ)、O(オ)、
F(フ)、Ne(ネ)、…
が有名ですが、理系の生徒ならば第4周期まで無条件に暗記しなくてはならないのは今も昔も変わらないでしょう。
人間というものは脈絡のない数字、意味のない羅列を覚えるのに苦痛を感じるものらしく、どうしても暗記しておかなければならない事柄については昔から「語呂合わせ」という方法がつかわれてきました。
近頃はたとえば「化学・化学基礎」のように単元分けされていて、「化学基礎」では理論的な内容はあまり深くつっこまず、化学理論・無機化学・有機化学と広く浅くまずやってから本格的に、という流れらしく意味も分からず酸化還元の反応式を暗記していたりする生徒も見かけます。理論化学を先にしっかりやってから無機の反応パターンや原理を理解すればそれほどたくさんのことを覚えなくてもよいような気がするのですが・・・。
それでも物理に比べれば暗記事項が多いのは確かなので、慰めにもなりませんが、どうせならば楽しい方がいいと思い、炎色反応の色覚えを実験と共に見せた次第です。
リ(Li)アカー(赤)無(Na)き(黄)K村(紫)。動(Cu)力(緑)借(Ca)りようと(橙)する(Sr)もくれない(紅)。馬(Ba)力(緑)でいく。
ネットで検索するとその手の語呂合わせを作る達人の方もいらして、なかなか参考になると思います。自分の経験では、曲がりなりにも自作のものの方が記憶に残るようです。
個別指導でお世話させていただいている高校生の生徒が見事医学部の推薦合格を勝ち取りました。
普段は、数学・物理を中心に英語や化学も含めて、学校の授業内容の予習・復習の指導をしたり、到達度テストの対策を行っていました。
最近の高校の内容は、進度の速い学校も通常と言ってよいペースで進んでいる学校もあまり原理的なことは説明せず、公式等を暗記してそれを運用する、といった感じの指導方針のようでしたので、当塾の個別指導においては、公式の導出・証明や原理の詳しい説明を中心に行いました。
大学入試レベルの問題になると、公式の当てはめ云々よりも、原理の理解が背景にあって出題される問題が多くなります。また「どうしてなのか」といことに考えが思い至らないようでは解決の糸口がつかめなかったり、解法へのアイデアが浮かばないような問題も多くあります。これらを軸に、時には難問を共に考え、解き、時には基本事項の徹底を行い、ある程度の高みから俯瞰するかのように、数学や物理に接することで、実力を養うことができたようです。
足立区の塾、うめだ志学塾では、中高一貫校に通う生徒たちのための個別授業も、充実した内容を自信をもってお届けいたします。特に理科系を志望する生徒にとっては、「原理の理解」を背景ににした「真の実力」を養ってもらえることでしょう。
予習シリーズ5年㊦理科第7回 「物の燃焼」より
今回は「物が燃える」という現象が空気中の酸素と熱や光を出しながら結びつくことであることを、燃焼の条件と共に学習しました。足立区の塾、うめだ志学塾では「実験重視」ということで、「気のむし焼き」に挑戦してみました。
画像1のように装置を組み立て加熱すると、ほどなく試験管の中に白い煙(木ガス)が発生しあまり時間もかからず実験が進行していきました。ガラス管から木ガスが出てきた段階で点火をすると、子どもたちは「わぁっ」と歓声を上げ、木ガスこそ炎を出して燃える成分であると理解した模様です。
同時に液体成分である木酢液、木タールが試験管のゴム栓付近にたまりだし、黒褐色である木タールの方が下の方にたまるため重い液体であると確認もできましたが、そのにおい(木酢液のもの、これ、手につくと当分落ちないんですよね)の強烈なことに辟易したようです。中にはどういうわけか鼻が利かず、なんで皆がキツイにおいのためにワーワー言っているのか理解できてない子どももいました。(そういえばアンモニアの噴水実験のときも、この子は刺激臭に鈍感だったけなぁ)
木炭が出来上がり、さらにこれを燃やしてみると炎を上げずに燃えることから、そうか!炎の成分は木ガスとしてすでに出ていってしまったのだ!ということで実験終了です。
ところで、教材には「木材を空気中で熱すると、酸素と結びついて燃えてしまい、灰になります。しかし、空気をあたえないで熱すると、気体や液体が出て木炭ができます。このように、物質を気体・液体・固体に分解することを、むし焼きといいます。・・・」とあり、14行にわたって説明文があります。
小学生の場合それこそ、百聞は一見に如かず、でこのように実験して実地に理解したことは不思議なほど忘れないものですが、中学生くらいになりテスト前などにまとめをしている生徒をみると、理科に限ったことではありませんが、教科書を丸写し、この一言一句を覚えようというのか?とこちらが困惑するような勉強法を実行しているのを見かけます。
そんなときはいつも「図に書いて覚えよう」と指導しています。例えば、画像3のようなものを書いてそれを覚えるのです。かつて中学生だったころ、ぼくはテスト前になると決まって参考書をまとめていました。これでも生真面目な方だったのでそれこそ丸写し。テスト三日前ぐらいになっても終わらず、泣きながら夜遅くまでその作業を続けたものです。ところがある日、今は亡き星新一さん(SF作家でショートショートなる分野の創始者)のある随筆を読む機会があり、そこいは「カンニングペーパーを作ってみよ」とありました。ご本人も述べられていましたが、それを作ろうとすると、小さくまとめなくてはならず、覚えるべき事柄を必要最小限に圧縮しなくてはならず、何が必要で何が必要でないかを見極める力が自然と養われ、結局はカンニングペーパーに頼らず、テストにのぞむことができるのです。
それ以来、科目によらず図や表を駆使して内容をまとめる手法を覚え、あるいは編み出し丸暗記の必要を感じなくなりました。子供たちにはこう言うのです。「考えて導き出せることはおぼえなくてよい。覚えるべきことは、図や表を自分なりに工夫して作って覚えよ。」
もちろん、見本のようなことは授業中にみせたり、個別にやって見せたりしていますが、でも、自分なりでよいのです。
学習の基本は暗記です。覚えているからこそ、話もつながるし、応用・発展事項への理解も可能になるのです。しかし、「覚える能力」は誰にも等しく与えられているものではありません。だからこそ、図表が役立つのです。しかもそれを、多少時間がかかろうとも自分なりにこしらえていけばそのことは一生忘れないものになるでしょう。
10月30日午前3時 夜中に目が覚めてふと外を見ると、あれだけ降っていた雨も上がり、空も澄みきってきれいな星空となっていました。台風一過といえば、真っ青な秋晴れを連想しますが、澄んだ夜空を眺める機会などなかなかない、とばかり夜中ながら外へ出てみることにしました。
この季節ちょっと早めですが、星座といえばやっぱりオリオン座。ちょうど南中している頃でした。この星座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが作る冬の大三角はもちろん、やはりプロキオン、シリウスとリゲル(オリオン座)、アルデバラン(おうし座)、カペラ(ぎょしゃ座)、ポルックス(ふたご座)のつくる冬の六角形(冬のダイヤモンド)も輝きこそ小さいですが、くっきりとみえました。
子供のころ、アメリカのコーネル大学の先生で天文学者でもあるカール・セーガン博士監修による科学番組「コスモス」がテレビで放映され、すっかり夢中になり、宇宙や星の図鑑を日がな一日ながめ、意味が半分以上もわからないながらその原作本を読みふけっていた時期、そのことを知ってか知らずか、タイミングよく父が野辺山原に連れて行ってくれたことがありました。野辺山原といえば高原野菜、高冷地農業などのキーワードを思いつくと思いますが、国立天文台もあり観測用の白いパラボラアンテナが何基もあるのです。そこで見た夜空は、一面に星が輝き、かえってどれが何座なのかもわからないほど。あの図鑑で見たような素晴らしい景色が広がっていたのでした。
そんなことを思い出しながら、カシオペヤ座や北斗七星から北極星を見つけてみたり、プレアデス散開星団(すばる)を探したりしました。翻っていま、子どもたちに理科を教えながら星座の回になるときまって、「今東京じゃこんな写真のように星は見えないのに」と思いながら、覚えさせている方の立場をわすれて、「実際には見たこともない物を覚えるのはさぞつらかろう」などと考えてしまいます。
足立区の塾、うめだ志学塾では、「理科は実験を重視」をスローガンとし四谷大塚「予習シリーズ」にでてくる実験はできる限り実地にやって見せ、理解してもらうよう心掛けています。さすがに星座をその場でみせるのは無理なので、せめてタブレットの画像を見て確認してもらうようにしています。けれども今日は、「東京にもあったんだ」いや、「足立にもあったんだ こんなきれいな夜空が」と思わせてくれた星空でした。やっぱり
目で見て確かめるのが1番
ということですね。
本日の小5四谷クラスの授業は、学校行事の短縮実施にともない、通常通り行います。
また、予定していました明日(10/29)への振替授業は、台風の接近による天候の悪化が予想されますので中止といたします。
カリキュラムの進行に支障をきたさぬよう配慮し、授業を進めていきますのでご安心ください。
なお、小6四谷クラスの授業は予定通りに行います。
小5理科 物の運動
今回は振り子や滑らかな斜面を落ちる物体など重力による運動の実験です。
ブランコに乗ったり自転車で坂を下ったりと、自分の経験からある程度理解できることが多いですが、振り子の周期がおもりの重さや振れ幅によらず、振り子の長さだけで決まることや、運動する距離が長くても、また質量が違っても落ちる物体の速さは同じであること、けれどそれが他の物体に衝突するときは、質量の大きいものほど衝撃が大きいなど、やはり「目で見て納得」が理科の基本なのかもしれません。
また滑り落ちてくるときの物体の速さは高さのみで決まりますが、それが他の物体に衝突するときは、速さだけでなく質量にも関係してきます。高校で物理を学べば、力学的エネルギーと運動量という異なる概念であることがわかるでしょうが、感覚的に理解していることも「目で見て納得」に勝るものはないのでしょう。
足立区の塾、うめだ志学塾は「実験を重視」します。テキストや教科書の表面的な理解だけではなく、事実をもって理解しさらになぜだろう、どうしてだろうと探求するこころを育てます。
HPリニューアル致しました。
今後、勉強法やうめだ志学塾の情報を発信していきますので宜しくお願い致します。
足立区の塾として人気のうめだ志学塾が、ブログでお役立ち情報を発信しております。
親子で楽しめる学習問題では、お子様の学習状況や理解度がわかります。
受験勉強に役立つ勉強法も紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。
足立区の塾として評判のうめだ志学塾は、お子様の学力を伸ばし、希望の学校に合格することを目標に指導しております。
ブログでもお子様の学習の役に立つ情報を発信いたしますので、ぜひ親子ご一緒にご覧ください。
また、お子様や保護者の方にご協力いただいたアンケートの結果などもご報告いたします。