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足立区の塾がお役立ち情報をお届けします

塾長ブログ

  • フレー!フレー!
    2019/01/31

    いまとても緊張しています。

    明日いよいよ2019年東京都内の私立中学の入試がはじまります。

    思い起こせば、初めは予習シリーズを使いながらも、「学び」の楽しさをわかってもらおうといろいろ工夫しました。実験もたくさんした、地図記号や4文字熟語、日本地図のカルタをしたりもした。だんだんと自分の力の及ばない内容になって来れば、特訓をしたり何度も練習したり、少しずつできることを増やしてきました。

    厳しい指摘をしたこともあり、目標の高い生徒や頑張りたいと思っている生徒には、高いハードルを与えてきたりもした。

    しかし、みんな誰に命じられるわけでなく毎日のように塾に来て、自主的に主体的に、自分の人生の第一歩として受験に真剣に、懸命に取り組んできました。

    みんなよく頑張ってきた。

    君たちは、他の受験生に、「頑張ってきた」ということにおいて、何も引けを取らない、素晴らしい生徒たちです。

    彼も人なり我も人なり

    明日は自分のできることを精一杯やればよい。解ける問題からドンドン解いていけばよい。

    フレー! フレー! みんな!

    心から応援しています。

  • 講師冥利に尽きるとはこのこと!
    2018/02/05

    2月も2週目に入り、中学受験の結果が出始めています。まだ詳しくはお話しできないのですがこんな事がありました。

    ある教え子が結果を報告に来てくれました。滑り止め(といっても東大選抜クラスですが・・)の1月校は合格したが、都内の志望校は2回ともだめだったそうで。滑り止めの学校へ進学することを、自分自身納得するために、辛いけれども報告しに来てくれたのです。

    第1志望校の合格を目指すべく、ともに頑張った日々が思い起こされました。入試の過去問題を、あんなに楽しそうに解いていたその子の学ぶ姿は、たとえ第1志望の学校でなくても、この子ならばやっていける、学んでいける、長い人生の中で、中学入試などひとつの通過点に過ぎない。この姿勢さえあれば、悩んだことも苦しんだことも、さまざまな模様となっていずれ開花する、そんな風に僕に思わせてくれました。

    本人も納得し、これからも頑張ってくれることを約束してくれて、送り出そうとしたとき、その子のお父さんがいらっしゃって、なんと志望校の繰り上げ合格になったということ。携帯で連絡を取っていたお母さんもいらっしゃって、今度はどちらを選ぼうかというに・・・。

    そのご家族がどちらを選択したかはいうまでもないことかもしれませんし、どの学校を選ぼうがその子は十分に成長したと思っていましたが、帰り際にご両親が、

    学ぶ楽しさ、問題を解くことのおもしろさ、そんなことをこの塾で教わったからよかった、この塾へきて本当に良かった

    と志望校へ行くことをあきらめたときその子が言っていた、と教えてくれたのです。

    もともと名の知れた学校へ合格させることが目的でおしえているわけではない、学ぶことの楽しさ、厳しさ、を伝え、生涯にわたって底力となる学力・思考力・判断力を鍛える場を提供することが、そもそもの設立の目的でありました。だから、昔取った杵柄、のような塾講師になってはいけないと思い、ぼく自身日々学びを怠らずにいます。そんな思いでやっていた僕にとって、この言葉は、この塾を設立した甲斐があった、自分の子供たちに対する思いが伝わっていた、と思える講師冥利に尽きるものでした。

    しょうたろう君、本当によく頑張った、おめでとう!

     

  • 冬期講習のようす
    2018/01/18

    2017年度冬期講習のようす

    なかなか更新できずにおりまして、申し訳ありません。今回は小学生の冬期講習のようすをご報告いたします。

    5年生

    毎年思うことですが、小5算数の内容は受験のかなめとなっているので6年生になる前に教え残しのないようがんばらなくてななりません。

    幸い、比のあつかいについてはどの生徒も理解してくれているようでホッとしています。そこで、この冬は発展的な問題にチャレンジしてみました。速さと比、平面図形と比、仕事算など比がテーマとなる内容に絞って、高度な問題に触れさせてみることにしたのです。自力で解けなくても、説明を懸命に理解するだけでよい、ということでどの子もみな熱心に授業をきき、ノートをとり一生懸命頑張っていたようです。ハイレベルな問題にはアイデアが散りばめられています、それに触れ、解き方を再現していく練習を少しでもしていけば、やがて、それが実り、発想の源になっていくと思います。

    理科は化学・物理分野にしぼって計算の方法をこれでもかというほど見せました。特に、中和反応や気体の発生でのグラフの扱いと計算のやり方について詳しく説明しました。表だけでなく、増加・減少のイメージが湧くように自発的にグラフを書いて考える習慣を身につけることを強調したおかげで、だいぶ理解が進み今までこの分野を苦手にしていた生徒も随分できるようになりました。

    これに関連して、実験は「水溶液に性質」です。教科書に書いてはあるがなかなかイメージできないこと、水上置換の集気びんのセットは水槽の中でどうやるのかとか、捕集時に初めに出てくる気体はフラスコの中の空気であるとか、水溶液の濃さによってリトマス紙の変色の仕方が随分ちがうなぁ、とか、水素に火を近づけると「ポンと音を立てて燃え」と書いてあったけど、集める具合によって「ヒュッツ」と鳴ることもあるんだな、などなど自分でやってみて理解が進んだ部分が多いようです。

    6年生

    いわずもがなの受験生ですが、皆元気よく頑張っていました。4教科についてのおさらいのほか、各自の受験校の過去問題を演習していきました。日頃なかなか自発的に質問だできていなかった生徒も、積極的に質問したり、その場で一緒に考えてあげることで、過去問という恐ろしげなものが随分と身近に感じられるようになった生徒もいるようでした。授業は午後からでしたが、みな午前中から自習にやってきて休み時間は質問攻めでした。

  • 冬の星座を見て思うこと
    2017/10/30

    10月30日午前3時 夜中に目が覚めてふと外を見ると、あれだけ降っていた雨も上がり、空も澄みきってきれいな星空となっていました。台風一過といえば、真っ青な秋晴れを連想しますが、澄んだ夜空を眺める機会などなかなかない、とばかり夜中ながら外へ出てみることにしました。

    この季節ちょっと早めですが、星座といえばやっぱりオリオン座。ちょうど南中している頃でした。この星座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが作る冬の大三角はもちろん、やはりプロキオン、シリウスとリゲル(オリオン座)、アルデバラン(おうし座)、カペラ(ぎょしゃ座)、ポルックス(ふたご座)のつくる冬の六角形(冬のダイヤモンド)も輝きこそ小さいですが、くっきりとみえました。

    子供のころ、アメリカのコーネル大学の先生で天文学者でもあるカール・セーガン博士監修による科学番組「コスモス」がテレビで放映され、すっかり夢中になり、宇宙や星の図鑑を日がな一日ながめ、意味が半分以上もわからないながらその原作本を読みふけっていた時期、そのことを知ってか知らずか、タイミングよく父が野辺山原に連れて行ってくれたことがありました。野辺山原といえば高原野菜、高冷地農業などのキーワードを思いつくと思いますが、国立天文台もあり観測用の白いパラボラアンテナが何基もあるのです。そこで見た夜空は、一面に星が輝き、かえってどれが何座なのかもわからないほど。あの図鑑で見たような素晴らしい景色が広がっていたのでした。

    そんなことを思い出しながら、カシオペヤ座や北斗七星から北極星を見つけてみたり、プレアデス散開星団(すばる)を探したりしました。翻っていま、子どもたちに理科を教えながら星座の回になるときまって、「今東京じゃこんな写真のように星は見えないのに」と思いながら、覚えさせている方の立場をわすれて、「実際には見たこともない物を覚えるのはさぞつらかろう」などと考えてしまいます。

    足立区の塾、うめだ志学塾では、「理科は実験を重視」をスローガンとし四谷大塚「予習シリーズ」にでてくる実験はできる限り実地にやって見せ、理解してもらうよう心掛けています。さすがに星座をその場でみせるのは無理なので、せめてタブレットの画像を見て確認してもらうようにしています。けれども今日は、「東京にもあったんだ」いや、「足立にもあったんだ こんなきれいな夜空が」と思わせてくれた星空でした。やっぱり

    目で見て確かめるのが1番

    ということですね。