冬期講習のようす

2018/01/18

2017年度冬期講習のようす

なかなか更新できずにおりまして、申し訳ありません。今回は小学生の冬期講習のようすをご報告いたします。

5年生

毎年思うことですが、小5算数の内容は受験のかなめとなっているので6年生になる前に教え残しのないようがんばらなくてななりません。

幸い、比のあつかいについてはどの生徒も理解してくれているようでホッとしています。そこで、この冬は発展的な問題にチャレンジしてみました。速さと比、平面図形と比、仕事算など比がテーマとなる内容に絞って、高度な問題に触れさせてみることにしたのです。自力で解けなくても、説明を懸命に理解するだけでよい、ということでどの子もみな熱心に授業をきき、ノートをとり一生懸命頑張っていたようです。ハイレベルな問題にはアイデアが散りばめられています、それに触れ、解き方を再現していく練習を少しでもしていけば、やがて、それが実り、発想の源になっていくと思います。

理科は化学・物理分野にしぼって計算の方法をこれでもかというほど見せました。特に、中和反応や気体の発生でのグラフの扱いと計算のやり方について詳しく説明しました。表だけでなく、増加・減少のイメージが湧くように自発的にグラフを書いて考える習慣を身につけることを強調したおかげで、だいぶ理解が進み今までこの分野を苦手にしていた生徒も随分できるようになりました。

これに関連して、実験は「水溶液に性質」です。教科書に書いてはあるがなかなかイメージできないこと、水上置換の集気びんのセットは水槽の中でどうやるのかとか、捕集時に初めに出てくる気体はフラスコの中の空気であるとか、水溶液の濃さによってリトマス紙の変色の仕方が随分ちがうなぁ、とか、水素に火を近づけると「ポンと音を立てて燃え」と書いてあったけど、集める具合によって「ヒュッツ」と鳴ることもあるんだな、などなど自分でやってみて理解が進んだ部分が多いようです。

6年生

いわずもがなの受験生ですが、皆元気よく頑張っていました。4教科についてのおさらいのほか、各自の受験校の過去問題を演習していきました。日頃なかなか自発的に質問だできていなかった生徒も、積極的に質問したり、その場で一緒に考えてあげることで、過去問という恐ろしげなものが随分と身近に感じられるようになった生徒もいるようでした。授業は午後からでしたが、みな午前中から自習にやってきて休み時間は質問攻めでした。