四谷大塚合不合判定テスト 算数の対策 その1

2018/05/07

お久しぶりです。うめだ志学塾 塾長の向井です。

新学年のスタート、春期講習といろいろと忙しくブログを更新できずにいました。

予習シリーズ6年㊤のカリキュラムがスタートしてはや3カ月。

公開組み分けテストのほか、合不合判定テストも始まりました。テスト結果を見て一喜一憂しているご父兄も多かろうと思います。そこで今回は、四谷大塚の合不合判定テストで算数を高得点に導くにはどうしたらよいかを考えたいと思います。

まず、心得として、テスト(偏差値)というものは、現在の学力を測るモノサシなのであって、それが人間力を評価するものではない、ということです。ですから、たとえ結果が伴わなくともお子さんの人間性を否定するようなことを言わないようにしてください。少しでもいい変化があれば大いに褒めてあげてください。

また、算数が良ければ学力があって、悪ければそれがない、この子は理系だ、文系だなどと判断するのは大人側の勝手な思い込みであって、国語がよくできるということも素晴らしいことであり、総合的に見ていただきたいということです。

ある程度のレベルまで、算数を反射的に、頭脳の瞬発力のようなもので解いている子供というものは確かにいて、しかし、その子が中学・高校へ行って、深い洞察力を要する数学を得意とするかどうかはまったく別問題です(ぼくの教え子には、中学時代、超難関校の数学をドンドン解きまくって、そういう問題に触れる楽しさ、教える楽しさを分かち合った挙句、W大学の文学部に進学した、などという例もあります)。中学受験の算数は、その子の成長のタイミングに大きくかかわります。たとえば、大人の教えることを疑いもなく反復できる子があるレベルまでの算数はとてもよくできるし、逆に、自分流のような思考法が芽生えつつある子は、効率的な解法に納得できるまでに時間がかかったり・・・。